デザインやコンテンツの参考になる飲食店のホームページを厳選して紹介します。
飲食店にホームページは必要?
飲食店の集客ツールが多岐にわたる現代では、さまざまな方法を取り入れることができます。Instagram、Twitter、FacebookといったSNSを利用したり、ぐるなび、食べログなどのグルメポータルサイトなどに掲載している飲食店が多い中、それでも集客につながらない、というケースがみられます。
そこには、グルメポータルサイトの利用率が下がっていること、SNSを利用している年齢層と店舗のターゲットが合わないこと、そしてGoogleビジネスプロフィールの登場が要因となっている場合があります。
また2020年に公正取引委員会によって発表された「飲食店ポータルサイトに関する取引実態調査」においては、店舗のホームページを利用している消費者の割合が高いことが判明しています。つまり飲食店の現代の集客ツールにおいてホームページは必要な存在となってきているのです。
ホームページをもつ飲食店が増えています
近年、また自店舗のホームページをもつ飲食店が増えています。その理由を解説します。
店舗の詳細を伝えることができる
コンセプトやこだわりの部分などの魅力を最大限に伝えることができます。ホームページに載せることができる情報は多く、ポータルサイトやSNSでは伝えきれない詳細な部分まで正確に届けることができます。
SNSからの誘導
多くの人が利用しているSNSは、多くの飲食店が集客用に使うツールであり、どれも似たり寄ったりという状態です。キャンペーンや期間限定などの一時的であり短絡的な情報には向いていますが、それ以外が伝わりずらく、他の飲食店との差別化ができません。そこでSNSにホームページのURLをリンクさせることによりより多くの情報を伝えることができ、集客につなげることができます。
またSNSにはなりすましも存在し、それが公式のアカウントかどうかという判別が難しいこともあり、ホームページの存在は信頼性に繋がります。
Googleビジネスプロフィール
登録可能な情報は自店舗の営業時間や住所、写真、ホームページです。Googleビジネスプロフィールは無料で使え、飲食店の経営者が口コミに返答したり口コミを管理したりすることも可能です。
飲食店を検索する際に、場所やジャンルだけといったアバウトな検索ワードに対して、地図上に周辺エリアの情報が表示されるものです。地図上のリンクからWebサイトを訪れるケースも多く、ここでもホームページの存在は重要な要素となります。
またリンク先のホームページの内容の充実度がGoogleビジネスプロフィールの掲載順位に関連している可能性もあります。
スタッフの採用
ホームページは飲食店を利用する顧客にだけ対するものではなく、そこで働きたいと希望するスタッフの採用にも役に立ちます。
特に現在は、飲食店の人手不足が深刻となっていて、人材の採用に頭を悩ませるオーナーも少なくありません。これらもまた、求人用の雑誌やチラシなどに頼りがちですが、ホームページがあることによって、店舗の雰囲気を伝えることができ、採用ページがあることによって、スムーズな人材確保につなげることができるのです。
ホームページに載せるべき内容とは
飲食店にとってホームページが効果的であることがわかったところで、実際にホームページにはどのような内容を掲載するべきかを解説します。
コンセプト
店舗の特徴や、こだわっているところ、店長の想いなどを表したものです。それらを明確化することで、店舗の雰囲気や、他店との差別化がイメージしやすくなります。
外観や内観の写真
店舗の外観や店舗内の写真は、雰囲気を重視したいという際の判断材料となります。料理がおいしいだけでなく、その場の空間を楽しみに利用する人たちがいるということです。
料理の写真やメニュー
メニューは、飲食店においてサービスの中心となるコンテンツで、飲食店のホームページには必須といえるものです。飲食店のホームぺージにアクセスする人たちは何かしらの情報を求めています。なかには、予算を気にしているユーザーもいるかもしれません。価格の明記、こだわりのポイント、料理を最大限生かす写真などがおすすめです。
営業日や営業時間
実際に足を運んでもらうには、営業日や休業日、営業時間を明記しておく必要があります。それらをわかりやすく載せておくことで、営業時間に関する無駄な問い合わせなどの時間も減らすことも可能です。
予約フォーム
予約が可能であれば、ホームぺージで予約を受け付けるフォームがあるといいでしょう。顧客の名前や電話番号などの個人情報を扱うため、「プライバシーポリシー(個人情報保護方針)」を掲載して、同意してもらう必要があります。
スタッフ紹介
店舗で働く人、料理に携わる人を紹介し、ユーザーに安心感を与えることができます。その他、店舗の雰囲気や、シェフのこだわりを演出するコンテンツとして使うことができますが、必須のコンテンツではありません。
ニュース
店舗の最新情報を載せることができます。期間限定のメニューやキャンペーンなどの情報を掲載してもいいでしょう。
ホームページ参考デザイン5選
ここでは、さまざまなジャンルの飲食店からそれぞれ違うタイプのホームページを紹介します。参考にしてみてください。
磐城飯店
白を基調としたすっきりとシンプルなデザインがおしゃれ感をアップさせています。
Cafe 茉莉花
写真によるホームページが多い中、手書きっぽいかわいいイラストが目を引くデザインとなっています。
らーめん 山頭火
らーめん山頭火は、国内外に複数の店舗を展開するラーメン店です。ラーメンを調理している様子や海外の店舗を映した動画を採用しています。
SPELLO
提供する料理やお酒、店舗内の画像をメインとしたホームページです。シンプル且つ、おしゃれな仕上がりとなっています。
ねぎま三ぞう
名物のねぎま串や季節ごとの料理の写真をスライダー画像で表示したり、装飾画像によって和の雰囲気を演出している点も特徴です。
まとめ
飲食店ではホームページによって印象が大きく変わってきます。動画による動きのあるもの、写真をメインとしたもの、シンプルでわかりやすいものなどさまざまなデザインがあります。店舗のコンセプトに合ったデザインで集客をアップにつなげましょう。
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